念願のiPadデビューを果たした@dabide_andです。
新しいiPadにアプリを入れて設定する上で、iPhoneやMacではユーザー辞書に登録していた「アカウント名」や「メールアドレス」が打ち込みずらくてどうしたものかと、考えていました。
前々から思っていたことではあるのですが、「ユーザー辞書」を同期することはできないのかと。
答えは「できない」です。
すごくめんどくさい。いちいちそれぞれの端末で辞書登録するの。
ですが、代替案として「iCloudの連絡先同期」を使うことによって、問題はほぼ解決しましたので書いておきます!
今回の作業での目標
・iPhone、Mac、iPadで辞書の同期。
・どの端末からでも編集できること。
・連絡先(アドレスブック)がぐちゃぐちゃにならないこと。
・連絡先と辞書を別々に管理できる状態にする。
条件
まずはじめに条件として、連絡先をiCloud経由で同期していないことです。
同期していても構わないのですが、アドレス帳がぐちゃぐちゃになっちゃう。
僕はGmailを起点とした連絡先同期を運用しているので、今回スムーズにできました。
GmailとiPhoneとMacの連絡先を完全に自動同期する設定方法 | Dabide& |
何をするのか。
具体的にどういう方法をとるのかというと、長年iPhoneを使っている人にとってはなじみが深い、連絡先の読みと名前を使ってユーザー辞書っぽくする方法です。iPhoneでは連絡先に登録されている語句は優先的に表示されます。
これは、まだiPhoneに「ユーザー辞書」の機能がなかった時代では一般的だったのです。これをiCloudで同期しちゃおう!って作戦です。
と思ったら
つまり iCloud同期のアドレス帳は自分だけの超便利なユーザー辞書になる。 | 覚醒する @CDiP |
すでにこんな良記事がありました。これだけ見たらほぼ完結します。
ただ、今回の目標としては連絡先と辞書を別に管理するっていうのがあるのでもう少し続けます。
実際に自分が行った手順
流れとしては、
1.iPhone上でGmailの連絡先同期を一度切る。
2.iCloud上に保存してある連絡先を全部削除する。
3.iCloudアカウントで連絡先同期→Gmailアカウントで連絡先同期
4.iCloudアカウントで連絡先の編集
こんな感じです。
僕はまっさらなiPadだったので必要なかったけど、iPadをすでに使っているなら1番のところでiPadも同じことしなくちゃいけないんだと思います。
このあたりは環境によって応用すればいいと思います。
2番は前回の同期作業でやり方がわからなかったのですが、今回ハッキリわかりました。
それではいきます。
1.iPhone上でGmailの連絡先同期を一度切る。
バックアップとってからやった方がいいと思うので、とりあえずバックアップしましょう。
バックアップとったら、
「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」→「Exchange」で連絡先をオフ
※僕はGmailアカウントをExchangeで同期しています。
2.iCloud上に保存してある連絡先を全部削除する。
1番で連絡先がカラになったのを確認してから一度iCloudと同期して、iPhoneの連絡先をiCloudのみにします。
「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」→「iCloud」連絡先をオン
この時、「結合しますか?」みたいなことが出るのですが、これが厄介。
この時点ではおkです。いいでしょう。結合しましょう。
そしてここで、前回の時点では存在を知らなくて使えなかった超絶便利アプリ
連絡先一括削除
カテゴリ: ユーティリティ
価格: ¥85
こいつの出番です。使用頻度激低です。
どうせ全部消すしバックアップとる必要はないのでそのまま削除しました。
ここ重要なんですけど、この状態ではiCloud上の連絡先ってまだ消えてないみたいなんですよね。
試してみるとわかると思いますけど、iCloudを同期し直すと内容が復活してるんです。
完全に消すには、この状態(iCloud同期している状態で且つ連絡先なし)でiCloudにバックアップを取る。
「設定」→「iCloud」→(連絡先オンになっているのを確認して)「ストレージとバックアップ」→「今すぐバックアップを作成」
これでiCloud上の連絡先は完全に削除されたと思います。
この状態は気持ちいい。しがらみから解放された感がハンパない。
3.iCloudアカウントで連絡先同期→Gmailアカウントで連絡先同期
この段階でiCloud同期しているので、あとはGmailの連絡先を同期すればいいだけです。
あえてこの項目を作ったのはこの順番が重要だからです。
順番は重要なんです。
先ほどアンダーラインを引いて厄介だと言ったことなのですが、iCloudは同期する時に、結合しなきゃ同期できないっぽいのです。
ここで結合してしまうと連絡先と辞書を個別に管理することができなくなってしまいます。
だから、先にiCloudを同期して→Gmailを同期しなくちゃならないのです。
「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」→「Exchange」で連絡先をオン。
↑「連絡先」上はこういうことになります。
これで下準備は完了です。お疲れさまでした。
4.iCloudアカウントで連絡先の編集
あとはこんな感じで
連絡先を登録しちゃえば、ユーザー辞書代わりになります。
↑iPadで同期成功です!!
運用上の注意
普段は必ず連絡先を「Contacts」にして使ってください。じゃないと重複して連絡先が登録されたりして、ぐちゃぐちゃになっちゃう。
↑こういうルールで運用することをオススメします。
これでiCloudで同期しているデバイス間で辞書同期が可能になりました。
Gmailで連絡先同期をして、使わなくなったiCloudの連絡先同期機能。これを別の形で再活用できるようになったことがとても嬉しいです。
今回も時間はかかったけど。
iPhone、Mac、iPad間でユーザー辞書を同期(っぽく)する!その設定方法。 is a post from: Dabide&